About Money お金の値段と寿命
お金について
私たちは生きる上で毎日、お金を目にすると思います。お金にも歴史があります。世界中に多くの通貨が存在していて国によって価値が異なります。
日本はニセモノの貨幣が少ないので現金の信用が極めて高い国と言えます。
日本はキャッシュレス対応が世界的に遅いと言われていますが、これは単に日本人は現金主義者が多いというだけではないのです。
例えばニセモノのお金が多く出回っているのであればキャッシュレスの方が安全ということにもつながります。
キャッシュレスが遅れているのはそれだけお金が安全な国と言い換えることもできます。
日本のお金の値段と寿命
こんなことを考える人は少ないと思いますが、当然お金を作るにもお金がかかります。そしてお金も物なので寿命が存在します。
すぐに答えを言える人はほとんどいないと思います。それだけ私たちはお金について知らないのです。
お金の値段(お金を作るのにかかる費用について)
1円玉は1.8円 5円玉は2.3円 10円玉は3.6円 50円玉は8.7円 100円玉は15.3円 500円玉は64.5円
1000円札は10.4円 5000円札は19.5円 10000円札は25.5円 になります。
お金の寿命(お金が使いまわされて摩耗して使用できなくなるまでの期間)
貨幣で30年前後、1000円札と5000円札で1~2年程度、10000円札で4~5年程度と言われています。
※あくまで平均的なものでどのようにお金が使われてきたかによって大きく異なります。ただ硬貨の方が圧倒的に紙幣よりも耐久年数が長いのが伺えます。
お金の価値
お金の価値は実は一定ではないのです。その差額によって利益を得ようとするものが外国為替取引でいわゆるFXになります。
常にお金の価値は変動をしています。中国は国がお金を管理しているので基本的に変動しませんが、その他の国は情勢によって常に価値が変動しています。
投資においてのFXと株は何が違うのか?FXユーザーの方は株は会社が倒産して0円になることがあるが通貨は1ドル0円になることはないと言います。
国が破綻すれば別ですが、よほどのことが無い限りは 1ドル0円 にならないですし、反対に1ドル10,000円 といった事にもならないです。
昔は1ドル360円で固定でしたが、1ドルの最大値は今のところ360円で最小値はおよそ70円くらいです。
変動が大きくない中での価値の差額による利益獲得を目標としている投資は株に比べて安心に感じる事で人気を博しています。
貝がお金だった時代のニセ札対策は?
大昔、多くの地域で、貝がお金代わりに使われていました。
例えばメラネシアの島々では貝殻を円形に加工して中央に穴をあけて数珠のように輪をつないでお金として使っていたと言われています。
そうやって聞くと貝を拾ってくるだけで 「ニセのお金」 が作れるのでは?と思う人がいるかもしれません。
確かに同じ貝を拾ってくれば簡単な加工でお金が偽造できたと思う方が多いのですがこんな時代から驚くことに偽造防止策がとられていたのです。
貝の貨幣といってもその島では取ることが出来ない貝や何百年もたった古い貝が使われていたので簡単には偽造できなかったのです。
またインドネシアで20世紀初めまで使われていたものは遠くの海岸から険しい山を越えて運ばれてきた貝を使用していました。
ソロモン諸島の貝貨は、数百年前の貝殻が使われていました。古い貝殻は、それだけでも値打ちが高く、宝石のような価値があったのです。
お金の3つの役割 「尺度」「交換」「保存」
尺度
世間では、ありとあらゆるモノやサービスが取引されています。その価値を計る尺度としてお金が使われています。
うまい棒は1本10円で板チョコは1枚100円だとします。板チョコ1枚 は うまい棒1本の10倍の価値があります。
お金があるとこの様に価値の差を簡単に示すことができます。
交換
お金は、モノやサービスを交換(売買)するツールにもなっています。
物々交換の時代では、モノとモノを等価値で交換する必要がありました。
バナナ5本とサンマ1匹が同価値で交換が可能とする場合にバナナ1本だけ欲しい時にサンマも1/5にしないといけなくなる問題をお金は解決してくれました。
保存
お金は、価値を保存することもできます。物々交換のものが食べ物であるとしたら時間の経過に伴って腐敗してしまいますので価値がなくなってしまいます。
そういった価値の変動を安定的にしてくれます。(外貨などのレートの変動はありますが価値が0になるリスクを激減したので価値の保存に成功したと言えます。)
お金について知っておきたい基本的な仕組み
お金の理論的な背景にはさまざまな研究がありますが、
私たちが日々利用するお金の基本的な仕組み、機能は「使う」、「貯める」、「運用する」、「稼ぐ」の4つに大きく分けることができます。
例えばお金を使うことで商品を手に入れることができます。その他の様々なサービスを受けることができます(使う)。
またお金は銀行口座などへ預金することで貯めることができ将来に備えることが可能です(貯める)。
さらに、お金は運用することで増やすこともできます(運用する)。
仕事をしたり、事業を営むことで、稼ぐことができるのもお金です(稼ぐ)。
まとめ
お金の基本的な仕組みには、大きく「使う」「貯める」「運用する」「稼ぐ」という4つの種類があります。
家計を把握し「使い方」を見直す、先取り貯金を利用して「貯め方」を工夫するなどの方法をとることにより、日々の生活からお金を貯めることができます。
さらに、クレジットカードの利用明細やポイントプログラムなどを利用すると、より上手にお金と付き合うことができます。
また投資など資産を運用することで増やすこともできます。必ず一人一人のライフスタイルに合ったお金との付き合い方の方法があります。
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